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ビーチバレーは小さい選手でも勝てる!|トップ選手・二宮大和選手インタビュー!

ABOUT US
笹森 大生トーキョーフィットネス株式会社 代表取締役
現役パーソナルトレーナーとして年間1,500本のパーソナルトレーニング指導を行うと同時に、「個々にあったジムを正しく選んでほしい」という考えから、当メディアを開設。 これまで、都内を中心に200店舗以上のパーソナルジム・フィットネスジムを取材。
<資格・実績>
NSCA-CPT(全米エクササイズ&コンディショニング協会認定パーソナルトレーナー)/トーキョーフィットネス株式会社 代表/Animal Flow Lv.1 Instructor/T-Fitness 事業責任者

ビーチバレーボールは、通常のバレーボールとは違い砂浜で行う過酷な競技です。
ビーチバレー選手であり国内ランキング上位に位置する二宮大和(にのみや・だいわ)選手は、そんなビーチバレーだからこその魅力があると教えてくれました。
今日は二宮大和さんに、ビーチバレーの魅力や、二宮さん自身の生い立ちについてお聞きしてきました。

二宮大和選手のプロフィール

インタビュアー
笹森大生

最初に二宮さんの自己紹介と活動状況を教えてください!

二宮大和さん

ビーチバレー選手として活動している二宮大和と言います。今はアマチュアで社会人で普通に会社員なのですが、ビーチバレー選手としてジャパンツアー日本選手権だったり、一番トップの大会まで参加させていただいております。
現在日本ランクでいうと選手登録が770人ぐらいの中で今8位という位置になっています。


ビーチバレーにはプロとアマチュアがある?

インタビュアー
笹森大生

全国8位…!

アマチュアとかプロがあるということですか?


二宮大和さん

私自身が会社員なのでプロ契約の方についてはあまり詳しくはわからないのですが、友人だったりトップ選手に話を聞いていると、個々にかなり契約が違うみたいです。
それこそプロ野球みたいに年俸制の契約でやっているプロ選手もいれば、あとは会社に所属をして午前仕事をしたり月に一回仕事をしてあとは練習をしているというような選手もいたりします。

インタビュアー
笹森大生

二宮さんはその中でも本当のアマチュアということですね…!

二宮大和さん

そうですね!
私は月曜日から金曜日は完全にサラリーマンとしてスーツを着ています。
デスクワークをしたり営業をしたりして、仕事が終わってからトレーニングをして大会に出ているんです。
よく選手活動として地方まで行くのですが、金曜日の仕事が終わって飛行機乗ったりとか結構ハードな面は多いですね。(笑)


インタビュアー
笹森大生

その中で日本ランキングでトップ10にいるということはすごいことですよね…

二宮大和さん

皆さんレベルは高い人はいっぱいいると思うのですが、ありがたいことにランキングだけを見ると、アマチュアにしては上の方に食い込めているのではないかなと思っています。

普段はサラリーマンとして仕事をこなしている二宮さん

ビーチバレーとバレーボールの違い

インタビュアー
笹森大生

ビーチバレーは通常のバレーボールとはどういった違いがあるのでしょうか?

二宮大和さん

そこがかなり皆さん気になるところでもあると思います!

通常のバレーボールだと6人とか9人制とかあるのですが、ビーチバレーは2人ペアで行います。
また、監督もベンチに入れないので指示も出せない、選手同士で話し合ってやっていくスポーツです。

環境も体育館とかではないので、各地の砂浜・海だったり、海じゃないところに砂を引いてやる場合もあります。
風も砂の状況もふかふかの砂だったり硬い砂だったりある中でするので毎回環境も変わってくるんです。

インタビュアー
笹森大生

普通のバレーボールとは全く競技が違いますね!
バレーを連想して、ボールを拾って、セッターがボールを上げて綺麗にスパイクを打って…とかのレベルじゃないですね。

二宮大和さん

そうですね。
ただそこが、私は楽しいなと思うところでもあるのですが、逆にバレーボールと違って、サーブ・レシーブ・ブロック・スパイク…全てをこなしていかないといけないので、そこが結構違うところですね!

バレーボールを始めた理由

インタビュアー
笹森大生

ビーチバレー選手として長年やってこられた二宮さんですが、そもそもビーチバ
レーはなぜ始められたのでしょうか?

二宮大和さん

私は元々小学校から中学校1年まで野球をやっていました。すごい田舎に住んでいていわゆる田舎者でして…(笑)
中学はなぜかバスケ・野球・サッカー部が無くて、それで先輩がやっているバレーボール部が楽しそうだなという理由でバレーボール部に入りました。

そこからたまたま県大会で優勝して完全にバレーの道に進むことになって、そこから高校進学後も続け春の高校バレーという大きな大会に出たこともありました。

大学に進学してからはバレーを続けるか迷ったのですが、中学・高校の教員免許を取りながら部活をやろうと思い、大学までガッツリバレー部に入っていましたね。

インタビュアー
笹森大生

バレーボールの選手としてもガッツリ活動されていたのですね!

二宮大和さん

大学の時に、ビーチバレーをやってる先輩がいて、地元が湘南平塚の方なんですけど海に近いということもあり見学しにいったんです。

そこでは先ほど話したように、普通のバレーボールと違って、あらゆることをこなさなければいけないという競技特性があり、身長が高い選手とか今まで憧れていた選手相手でも、勝つことができるという光景を目の当たりにしました。

私は175センチという身長なのですが、バレーボールの世界ではかなり厳しいんですね。なので、本来同じフィールドにすら立てない選手に勝てたりすることってめちゃくちゃ面白いじゃん!と思って、のめり込みましたね。
そこから「大学卒業したらビーチバレーをやりたいな」という風に思ったので、本格的にやったのは大学卒業してからです。

インタビュアー
笹森大生

バレーボールをやっててなかなか活躍できない方や、身長などを理由にやらない人にもおすすめですね!

二宮大和さん

そうですね。ビーチバレーは、スパイクがただ打てるだけでは勝てないと思うので、色々考えてプレーをすることによって、強い選手に勝てたりすることがあるります。本当に身長など関係なく、バレーボールが好きな人にお勧めですね。

ビーチバレーのためのトレーニングとは

インタビュアー
笹森大生

トーキョーフィットネスということで、フィットネスメディアとして取材させて
もらってるのですが、実際にバレーボール・ビーチバレーボールをやってい
る大和さんにとってトレーニングはご自身でもやられていますか?

二宮大和さん

そうですね!
私自身が大学卒業してから一度トレーニングを辞めた時期があって、その時は全然体が動かなかったんです。

そこから、トレーニングを再スタートしたらランキングが上がってったっていう経験があるので、本当にトレーニングが着火剤じゃないですけど…(笑)
一番大事だったところかなと思います。


特にアマチュアの選手・社会人の選手は月曜日から金曜日は働いていると思うので難しいとは思うんですけど、トレーニングをするだけでかなり変わってくると思います。

インタビュアー
笹森大生

ビーチバレーやバレーボール競技においても、やはりトレーニングは必要という考えですね!

二宮大和さん

特にアマチュアの選手・社会人の選手は月曜日から金曜日は働いているため、ボールを使った練習は限られてくるので、トレーニングをするだけでもかなり変わってくると思います。



ビーチバレーにおすすめのトレーニング方法

インタビュアー
笹森大生

実際にトレーニングというのは、ウエイトトレーニングを行なっているのでしょうか?

二宮大和さん

私の場合はウエイトトレーニングはしっかり行いますが、あとは砂場で外の環境で風が強かったりする過酷な環境なので、持久力トレーニングもしっかり行います。
ウエイトトレーニングの後に持久力、ウエイトトレーニングの間に持久力トレーニングという形で組み込んでいますね。

インタビュアー
笹森大生

実際に大和さん的に思うビーチバレーにおいて自分が今までやってきた
これはやった方がいいな、必ずやった方がいいなというトレーニング方法って
ありますか?

二宮大和さん

必ず連動させることです。
筋肉を付けたいから、ベンチプレスをバーッてやったりスクワットをバーッてやったりというよりも、どちらかというとビーチバレーに近い動きで、トレーニング負荷を掛けることを意識しています。

例えばスクワットでも限界に近い高重量を持つよりも、10回20回できる重さでジャンプスクワットのようなトレーニングをして、その後にバレーボールを意識して本格的なジャンプをしたりといったトレーニングをしています。

インタビュアー
笹森大生

ウエイトトレーニングの中でも本来の動きを混ぜながら、トレーニングを進め
ていくということですね。

二宮大和さん

それを常に頭に入れてやっています。

運動が続かない人へのアドバイス

インタビュアー
笹森大生

なかなか昔から、大人になった今も運動ができない人とか苦手な人っていると思います。
アスリート、また、サラリーマンとしてスポーツ・運動を続けている二宮さんからそういった方へ、運動する楽しさや継続する秘訣とかアドバイスがあればお聞きしたいです!


二宮大和さん

一番は楽しくないとダメかなと思っていまして、どの競技でもいいと思うんです。まずは色んな競技にトライして、これっていうのを決めず色んなスポーツをやっていただきたいですね。
何歳からでも遅くないと思っているので、「楽しいな」とか「これはちょっと私は向いているんじゃないかな」とかそういう楽しさっていうものがそこにあった時に、勝手にのめり込んでいくと思います、
あまり辛かったらやらなくていいんじゃないかなって個人的には思います(笑)

私もバレーボールやビーチバレーの良さっていうのは、「この外の砂場のフィールドだったら俺は戦えるんじゃん」というところに面白さとか楽しさを感じて勝手にのめり込んで行ったので、それが見つからなかったら違う道でも全然いいと思いますし、まず楽しいって思えることを見つけることが一番いいのではないかなと思います。

そうすると苦手だったことって苦手じゃなくなってくるんじゃないかなと思いますね。


今後の展望・目標をお聞きしました

インタビュアー
笹森大生

今後の目標・展望をお聞かせください!

二宮大和さん

2022年は日本ツアー、JAPANツアーという大会に全試合出場して大阪のグランフロントファイナルという6チームしか出られない最後の大会まで出場することができました。
来年はその大阪のグランフロントファイナルにまた出場し、去年は負けてしまったので、その最後の大きい舞台で勝利したいということが目標です。

あとはこの歳になってベテランと言われることも多いので、見て頂いてる人にも楽しんでもらえるようなファンサービスで色んな人をビーチバレーに巻き込んでいきたいなっていう風に思っています!

プロフィール

二宮大和(にのみや・だいわ)

  • ビーチバレー選手
  • 生年月日/1988/12/04
  • 身長/175cm

誰とペアを組んでも完成度の高いチームを作れる、言わずと知れたアマチュアの星。バリエーションのある攻撃や守備範囲の広いレシーブは、見る者を楽しませてくれる。年を重ねるにつれ技術に磨きがかかってきた。アマチュアの域を超えたユーティリティプレーヤーの活躍に期待。

(出典:JVA Beach Volleyball ※一部編集)