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パーソナルトレーナーは稼げない?ジム経営者が独立後に苦労した体験談とは?

ABOUT US
笹森 大生トーキョーフィットネス株式会社 代表取締役
現役パーソナルトレーナーとして年間1,500本のパーソナルトレーニング指導を行うと同時に、「個々にあったジムを正しく選んでほしい」という考えから、当メディアを開設。 これまで、都内を中心に200店舗以上のパーソナルジム・フィットネスジムを取材。
<資格・実績>
NSCA-CPT(全米エクササイズ&コンディショニング協会認定パーソナルトレーナー)/トーキョーフィットネス株式会社 代表/Animal Flow Lv.1 Instructor/T-Fitness 事業責任者

昨今、パーソナルトレーニングというのが世の中で流行り始めたのと同時に、パーソナルトレーナーとして活動する方が増えてきたのも事実です。
今日は東中野にあるIMPROVEMENT STUDIOを経営するJESS(ジェス)さんに、パーソナルトレーナーが稼げない理由や生計を立てるための方法を失敗談を交えて教えていただきました。

この記事の監修者

JESS(ジェス)[森住竜也]

  • BREAKLETICS MASTERTRAINER [HIIT THE BEAT JAPAN]
  • ADIDAS A THLETE
  • TEAM HALEO
  • ブレイクダンス歴10年
  • 調理師免許取得

埼玉県飯能市出身。
ブラジルでの旅、ドイツでのADIDAS TRAINIG Programを経てBREAKLETICSの日本代表に就任。
小学生の頃に難病にかかり6年間運動が出来ず、周りの子供達とは違う生活を送り不自由のあまり鬱病に。
その後回復し身体を自由に動かせる事の嬉しさや、運動の楽しさを強く感じながら高校生の頃にブレイクダンスに出会う。
そしてブレイクダンスをしていく中で、SNS上でBREAKLETICSに出会いフィットネスの世界へ。
身体を動かす事の幸せや、フィットネスをより身近で習慣にしてもらいたい。
BREAKLETICSをより多くの方に楽しんで頂きたいという思いのもと【IMPROVEMENT STUDIO】を設立。
多様性、コミュニティと愛を大切にフィットネスを日本に広めている。

ジェスさんはジムの経営も行っている


–ジェスさんは、ジムをの経営もしていますが、どういった流れでジム開業に至ったのでしょうか?

JESS(ジェス)

僕自身はもともとダンサーとして活動していて、歌舞伎町でダンサーとして働いてたんですね。

たまたまそこのオーナーさんが僕のことをピックアップしてくれて、僕がフィットネスやりたいんですっていう話をしたら、じゃあ出そうかっていう話になってそこのオーナーが出資してくださって今このジムができたって感じになってます。

ジェスさんが経営する「IMPROVEMENT STUDIO」

〒164-0011
東京都中野区中央2丁目58−10
中野ラックスタービル 1F ,B1

ジム開業ができたのは”運”だった

–ということはジム開業に関しては関してはタイミング良く、運良くっていうところがあった?

JESS(ジェス)

はい。
僕の場合は全くその通りで、運というのはすごく大きかったですね。

パーソナルトレーナーが稼げない理由

–今はトレーナーがかなり増えてきています。

JESS(ジェス)

そうですね。トレーナーが活動できる場所を僕自身が作って生計を立てられるようにしていくっていうのがまず1つ目の目標です。

その中で、僕が取り組んでいるヒートザビートというコンテンツの価値を落さないというところがすごく大事になってくると思っていて…。

サービス力を上げて単価を上げる!

JESS(ジェス)

例えばパーソナルトレーニングもそうだし、グループフィットネス・ヨガなど、いろいろなフィットネスの中でも価格ってかなり落ちてるじゃないですか。
僕はそうじゃなくて、逆に価格を上げていくような戦い方をしていくというのをヒートザビート内でもそうだし、ジムとしても価格上げてくような戦いをこれからしていきたいんです。

要は、一人一人のトレーナー達が得る利益が上がる状況を作るために、価値を上げていかないといけないですよね。

単価を上げるために時間とお金をかける必要がある

JESS(ジェス)

なのでそこに対するブランディングの徹底であったりとか、人間性の部分であったりとか、あとは空間ですよね。
安く提供するために安いものでどうこうじゃなくて、より良いものを提供するための空間にお金をかけて、価値の高いものを提供していけるようにしていくってというのが、僕のやるべきことかなって思ってます。

パーソナルトレーナーにはヒートザビートもおすすめ!

–今の話は軸が二つあるイメージで、”ヒートザビート”というのと”トレーナーを養成していきたい”という中でヒートザビートのブランディングを高めていくには、そのトレーナーの価値・質も上がっていかなければいけない。
また、逆にヒートザビートというコンテンツの価値が上がれば、トレーナーの質も上がっていくという感じに聴こえました。

JESS(ジェス)

その通りですね。
トレーナーの質が上がればトレーナーが得る単価も上がる。また、トレーナーの質が上がればヒートザビート自体の質も上がります。

という感じでお互いウィンウィンじゃないですけど、こっちがトレーナーを良くしていくことで全てが良くなるので、そこに対して時間とお金をかけていくって感じですね。

HIIT THE BEAT(ヒートザビート)に関する記事はこちら

独立後の失敗談

–独立してこれまでやってこられて失敗や苦労はどんなところにありましたか?

JESS(ジェス)

失敗とまでは言わないですけど苦労はありましたね。

そもそも「パーソナルトレーナーって何?」っていうレベルで始めちゃったんで、お客さんはゼロだし、そこから独学で学んでいろんな施策をしてお客さまを受け入れて…。
という感じでもう最初の数年間は本当にうまくいかない状態が続いて、ようやく2年3年位たって徐々に安定してきました。

今はすごくいい状態になってるんですけど、そういう苦労はありましたね。

JESS(ジェス)

ただタイミング的に良かったのは、その頃にパーソナルトレーニング受け放題
のジムなかったんですよ。今は結構多いんですけど、僕その頃からやってたんで、なのでそれで上手くいったというところもありますね。。

–ジェスさんはヒートザビートってグループレッスンやってるイメージですが、パーソ
ナルトレーナーとして結構やってたって感じですか?

JESS(ジェス)

パーソナルトレーナーとしてもヒートザビートと同じ位の比率でやってましたね。
今はヒートザビートの方が多いですが…

グループレッスンとパーソナルの二刀流がおすすめ

–実際パーソナルトレーナーとして独立する人ってかなりいると思います。
その中でグループレッスンのインストラクターとしても活動した方がいいとか、パーソナルトレーナーとして活動するなどその二つのバランスはどのように感じていますか?

JESS(ジェス)

両方やってた方がいいなと思います。
パーソナルトレーニングは単価がある程度高いというのはありますが、その人に対してよりフォーカスして指導できるので結果にコミットしやすいという部分はすごく多いと思うんです。

とはいっても、やっぱりグループフィットネスの方が一度に多くの方に提供できるので、それはそれで、利益はパーソナルトレーニングよりは上がる部分もあります。
あとは複数人で楽しめるので、人と一緒に動く楽しさっていうものも提供できるので、この2つををうまく使いこなすことで、これからの時代に適応できる柔軟なトレーナーでいれる考えています。

パーソナルトレーナーとして独立する前にやるべきこと

–独立する前にやっておいた方が良かったことや、勉強しておくとよかったなと思うことはありますか?

JESS(ジェス)

まず、ビジネスの勉強をしないとだめだったなっていうのがやっぱりありますよね。
ただ単にがむしゃらにやってたっていう感じだったんですよ。

やっぱりプランがあって、そのプランで何人を集客できるとか、いくら位の利益があるのかっていうのとかも全く計算してなかったんです。

今思うと最初の1〜2年くらいは、どう考えてもだめな状況でやってたんですよ。レッスンを開いて、マックスで人が入っても黒字にならないみたいな状況もありました。

だからそういう意味でちゃんと自営するのであれば、経営の勉強をした後独立するのは必須ですね。

行動することが大事

JESS(ジェス)

かと言って勉強すればビジネスが上手くいく訳でもないので、あとは場数を踏むっていうのはやっぱり大事ですよね。

失敗するかどうか分からない、成功するかどうか分からなくてもある程度のビジョンが見えてて、いけそうだと思うならチャレンジしないことには何も始まらないと思います。

ある程度の勉強したあとは、行動あるのみです。
それで失敗した時に何がだめだったかっていうのを肌感で感じられ、そしたら次同じことを絶対しません。
そうすればどんどんいろんなこと見えると思うので、一番大事なことは行動するということに尽きますね。