ピラティスを始めたいけど、月2回の頻度で効果が期待できるのか悩んでいる方も多いと思います。
結論、ピラティスは月2回でも効果を出すことができます。
本記事では、ピラティスの基本的な効果や最適な受講頻度、そして月2回のピラティスで効果を最大限に引き出す方法について詳しく解説します。
目次
ピラティスの基本的な効果とは?
ピラティスは月2回でも効果を出せるとお伝えしましたが、まずはピラティスの基本的な効果について解説していきます。
インナーマッスルの強化
ピラティスは体幹を鍛えることで知られています。
ピラティスによって体幹周りのインナーマッスルを強化することで、身体のバランスを良くし、姿勢を整える効果が期待できます。
インナーマッスルは、体の深層部にある筋肉で、姿勢を維持したり、体の動きをスムーズにしたりする役割を担っています。
特にピラティスでは、丁寧な動きで進めるエクササイズですので、インナーマッスルを意識的に鍛えることができ、これらの機能を高め、より安定した体作りを目指します。
自律神経のバランス向上
ピラティスでは、呼吸法を重視します。
深い呼吸をすることで、心身のリラックス効果が得られ、自律神経のバランスを整える効果も期待できます。
自律神経は、私たちの体の活動を無意識にコントロールしている神経系で、交感神経と副交感神経の2つから成り立っています。
交感神経は活動的な状態、副交感神経はリラックスした状態を司っています。
ピラティスでは、呼吸法を通して、この2つの神経のバランスを整え、心身の安定を図ります。
ストレス軽減とポジティブなマインド
ピラティスは、身体的な効果だけでなく、精神的な効果も期待できます。
集中力を高め、ストレスを軽減することで、ポジティブな思考を育む効果も期待できます。
ピラティスは、自分の体と向き合い、呼吸に意識を集中することで、雑念を払い、心を落ち着かせる効果があります。
また、ピラティスを行うことで、達成感や自信を得ることができ、自己肯定感の向上にも繋がります。実際、普段運動などを行ってこなかった人や女性の方などは、筋トレなどのハードなエクササイズに比べて、取り組みやすいものなので、特におすすめです。
柔軟性の向上
ピラティスの大きな特徴の一つは、深層筋を鍛えることで体の柔軟性を向上させる点にあります。
通常のエクササイズではアプローチしづらい筋肉も、ピラティスでは細かく意識しながら鍛えることができます。
特に、尾てい骨から頭蓋骨に至る脊椎周りの筋肉や骨盤周辺の筋肉の柔軟性を高めることは、運動能力の向上だけでなく、全体的な体調の改善にも効果的です。
この体の中心を支える筋肉群の強化や柔軟性の向上は、美しい姿勢の維持に繋がります。また、日常生活の何気ない動作においても、ピラティスで鍛えられた柔軟な筋肉は若々しさを保ち、美しい所作を身につけるために非常に重要です。
月2回のピラティスでも効果を出すための活用方法
月2回の頻度でピラティスを行い、効果の恩恵を受けるためには、活用方法を誤らないことが重要です。
ここでは、月2回のピラティスでも効果を出すためのコツや活用方法について解説していきます。
経験豊富なインストラクターの指導を受ける
月2回のピラティスでも、経験豊富なインストラクターから指導を受けることで効果を高めることが可能です。
インストラクターは、個々の体の状態や目標に合わせて、適切なエクササイズやアドバイスを提供してくれます。
正しいフォームで安全に効果的にピラティスを行うためには、経験豊富なインストラクターの指導を受けることが重要です。
自宅での復習がカギ
ピラティスは、正しいフォームを意識することが重要ですが、学んだことを自宅でも復習することで、効果を持続させることができます。
ピラティスは、柔軟性を向上させたり姿勢を整えたりといった効果がありますが、これらはただ体を動かすだけでなく、感覚を向上させたり、その動きを覚えることが重要です。
そのため、レッスンで習った動きを、自宅でも意識して行うことは、筋肉の記憶を定着させ、効果を高めることができます。
また、自宅での復習は、レッスンで学んだことをより深く理解する良い機会となります。
自分のペースを見つけて続ける
月2回でピラティスを行おうとしている方は、なかなか頻度よくできないために悩んでいることが多いですよね。
月2回の受講でも、コツコツと続けることで効果が実感できるようになりますので、そういった方でも、無理なく自分のペースで続けることが大切です。
ピラティスは、他の運動に比べて負荷が低いため、体力に自信がない人でも始めやすいのが特徴です。
自分の体力や時間に合わせたペースで、無理なく継続するようにしていきましょう!
月2回のピラティスで効果を出すために意識すること
月2回のピラティスで効果を出すためには、前述した活用方法に加えて、普段の意識や行動も重要になります。
ここでは、月2回のピラティスを行おうとしている方に向けて、普段から意識することについて解説します。
日常生活にピラティスの動きを取り入れる
日常生活の中でも、ピラティスで学んだ動きを意識することで効果が持続します。
例えば、歩くときは左右差のないように姿勢を意識したり、座っているときは背筋を伸ばしたりと、日常生活の中でピラティスの動きを取り入れることで、筋肉を常に意識し、効果を高めることができます。
地道な積み重ねが大切
記憶の観点から見ても、地道に継続することが長期的な効果を生む鍵となります。
ピラティスは、一回行っただけで効果が出るものではありません。
継続することで、筋肉が鍛えられ、体幹が安定し、姿勢がよくなり、様々な効果を実感できるようになります。
適度なストレッチで体をほぐす
レッスンがない日でも、簡単なストレッチを取り入れて体をほぐしておくことが重要です。
ストレッチは、筋肉の柔軟性を高め、血行を促進し、体の柔軟性を保つ効果があります。
そもそも身体が硬すぎると、レッスン中にできるエクササイズができなかったりといったことにもなりかねません。
また、ピラティスとストレッチを組み合わせることで、より効果的に体のコンディションを整えることができますよ。
まとめ
ピラティスは月2回の頻度でも、正しい方法で継続することで充分に効果を得ることができます。
レッスンと自宅での復習を組み合わせて、無理なく続けていきましょう。
ピラティスは、体幹を鍛え、姿勢を改善し、心身のリラックスをもたらす効果が期待できるエクササイズです。月2回のレッスンをきっかけに、ピラティスを生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。
笹森大生
(ささもり・だいせい)
・NSCA認定パーソナルトレーナー
・トーキョーフィットネス株式会社 代表
・T-Fitness 事業責任者
大手フィットネスクラブで、テレビ出演なども経験し、東京・外苑前のパーソナルジム立ち上げを経験。
年間1,500本のパーソナルトレーニング指導を行うと同時に、「個々にあったジムを正しく選んでほしい」という考えから、当メディアを開設。
これまで、都内を中心に200店舗以上のパーソナルジム・フィットネスジムをご紹介・トレーニング指導をプロとして行ってきた私が忖度なしで本音で解説。