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グルタミンとグルタミン酸の違いとは?グルタチオンについても解説!

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笹森 大生トーキョーフィットネス株式会社 代表取締役
現役パーソナルトレーナーとして年間1,500本のパーソナルトレーニング指導を行うと同時に、「個々にあったジムを正しく選んでほしい」という考えから、当メディアを開設。 これまで、都内を中心に200店舗以上のパーソナルジム・フィットネスジムを取材。
<資格・実績>
NSCA-CPT(全米エクササイズ&コンディショニング協会認定パーソナルトレーナー)/トーキョーフィットネス株式会社 代表/Animal Flow Lv.1 Instructor/T-Fitness 事業責任者

グルタミンとグルタミン酸の違いについては、ご存じでしょうか?両者は名前が似ているため、同一の物質と勘違いされることも多いのですが、まったく別物です。そのため、性質や効果に大きな違いがあります。この記事では、グルタミンとグルタミン酸の性質や効果を詳しく解説します。

グルタミンの効果について解説した記事はこちら!

グルタミンとグルタミン酸の違いとは

グルタミンとグルタミン酸の違いとは

グルタミンは体内の酵素による作用で、グルタミン酸とアンモニアから合成される物質です。そのため、グルタミンとグルタミン酸はまったく別の物質であり、性質や効果が大きく異なります。さらに、グルタミン酸ナトリウムと呼ばれる物質も存在します。それぞれの特徴について解説します。

グルタミンとは

グルタミンは小麦粉や大豆、海藻類、肉、魚などの身近な食品に多く含まれ、体内でも生成されます。グルタミンが不足すると、筋力低下や消化不良を起こしやすくなります。一方で過剰にグルタミンを摂取した場合は、肝臓にダメージを与えることもあるため、取り過ぎないように注意が必要です。

グルタミン酸とは

グルタミン酸は体内でも合成が可能な非必須アミノ酸の1種で、リラックス成分として知られるGABA(ギャバ)を生成します。うま味物質として調味料などに活用されることもあります。さらに体内で抗酸化作用を発揮する、グルタチオンを構成する材料の1つです。以降では、ここで紹介したGAVAやグルタチオンについて解説します。

GAVA

GABAとは、γ-アミノ酪酸(Gamma Amino Butyric Acid)の略で、精神を安定させる抑制性の神経伝達物質です。とくに脳や脊髄に多くのGAVAが存在します。交感神経の働きを抑制して、次のような働きを発揮します。

  • 興奮した神経を落ち着かせる
  • ストレスを緩和する
  • 睡眠の質を整える

グルタミン酸を摂取すると、以上のGAVAによる効果が期待できます。

グルタチオン

グルタチオンはグルタミン酸やシステイン、グリシンの3つのアミノ酸で構成される物質です。抗酸化に大きな役割を果たすため、老化防止などの効果が期待できます。レバーや肉類、小麦麦芽、アボカドなどの食品に含まれています。

グルタミン酸ナトリウムとは

グルタミン酸に類似した成分として「グルタミン酸ナトリウム」と呼ばれるものがあります。グルタミン酸ナトリウム(MSG)は、グルタミン酸にナトリウムをつけて乾燥させて作られます。

グルタミン酸は水に溶けにくいのですが、ナトリウムをつけると水に溶けやすくなるのです。そのためグルタミン酸ナトリウムは、調味料としても使いやすい特徴があります。ナトリウムが含まれているため、塩分制限がある人は摂取量のコントロールが必要です。

グルタミンの効果

グルタミンの効果

グルタミンの効果は次のとおりです。

  • 小腸のエネルギーとなる効果
  • 免疫力がアップする効果
  • 筋肉の分解を防ぐ効果
  • 傷を治癒する効果
  • アルコール代謝を促進する効果

健康上のメリットが大きい反面、過剰摂取すると肝臓にダメージを与えるため適度に摂取することが大切です。多くのサプリメントにおいて、1日の摂取量が上限40gで設定されています。

グルタミンの効果について解説した記事はこちら!

また、次の動画では、腸や免疫、筋肉への効果について詳しく解説しているので、どうぞご覧ください。

グルタミン酸の効果

グルタミン酸の効果は次のとおりです。

  • 脳の活性化
  • リラックス効果
  • 胃の調子を整える効果
  • 脂肪蓄積の抑制
  • 美肌効果
  • 血圧の上昇を抑える効果

グルタミン酸を過剰に摂取すると、睡眠障害や神経症、幻覚などが生じる恐れがあるため、取り過ぎには注意しましょう。しかし自然食での過剰摂取を心配する必要はありません。そのため、摂取量の制限について厚生労働省では定められていません。

サプリメントで摂取する場合は過剰摂取を防ぐためにも、パッケージに書かれている目安量を守ることが大切です。

グルタミンとグルタミン酸は性質や効果に大きな違いがある

グルタミンとグルタミン酸は別の物質であるため、性質や効果に大きな違いがあります。今回は、それぞれの特徴と効果について解説しましたので、参考にしてください。サプリメントで摂取する場合は、決められた上限に従って摂取するようにしましょう。

おすすめのグルタミン

ここではグルタミンの効果を最大限活用していただくためのおすすめサプリメントをご紹介します。

グロング L-グルタミン

グロングのL-グルタミンがおすすめな理由は、なんといっても安いことです。
1kgで\3,000前半の価格は圧倒的です。
やはりグルタミンは量をたくさん取る必要がありますから、安さに越したことはないですね。

また、安い商品は品質が心配ですが、香料や甘味料も不使用で天然由来となっています。
そのため健康にも悪影響はなく、心配なく摂取できます。

VALX(バルクス) L-グルタミン

安いものだと心配という方に、VALXのグルタミンもおすすめです。
200g \2,000円台と少し割高ですが、ISO9100認定工場での製造と表記されており、品質においてのさらなる安心感があります。また、実際にトップのボディビルダーの方も愛用しているということから、グルタミンの効果を感じやすい商品といえるでしょう。