転職でパーソナルトレーナーという職業になる方が増えている中、山本剛大(やまもと・たけひろ)さんも別業界から転職してパーソナルトレーナーになったうちの1人です。
今日は山本剛大さんに、トレーナーになったきっかけや、筋トレの効果についてお聞きしてきました。
また、ボディビル競技にチャレンジされていることから、減量についてのワンポイントアドバイスも教えていただきました。
山本剛大さんのインタビューを動画で見たい方はこちら!
山本剛大について
–トレーナーはいつから始められたのですか?
2019年の12月からなので、3年になります。
–その前は何をされてたんですか?
大学を卒業してから新卒で医療機器のメーカーに入り、営業を1年半やってトレーナーに転職しました。
–全然違う業界から、なぜフィットネス業界に行こうと思ったのですか?
医療機器のメーカーで働いている時に野球をやっていたこともあり、もとからスポーツ系の会社に行きたいなと思っていました。
トレーナーをやってみたらという声もあったのですが、トレーナーで食べていける自信がなかったので、まずは就職しました。
だけど自分が好きなことじゃないと熱中できず、何のために働いているんだろうと。
社会人になってからゴールドジムでトレーニングをやってたので、自分の好きなことを軸に転職をしたんです。
–トレーニングとか筋トレが好きだったんですね。
高校時代からウエイトトレーニングは部活とかでやっていましたね。
トレーナーとしてのキャリア
–トレーナーとしての活動についてですが、最初はジムとかに勤めていたのですか?
そうです。ビーツというパーソナルジムに入社して、未経験のまま半年間いました。そこはHIIT専門で、心拍数を上げてというのがメインのジムでした。
レッスンの時間も短かったですし、一人一人のお客さんと向き合う時間が短かったんです。
なので、もっとガッツリその人と向き合いたいなと。
また、ビーツはお客さんの担当は決まってなかったんです。
トレーナーが毎日交代だったので、自分がお客さまと向き合って、長い付き合いになってフォローさせていただくところまでいきたいなと思ったんです。
–自分で担当したレッスンしたかった?
そうです。そこでレクサー南青山のジムに転職をしました。
そこは1時間しっかりパーソナルをやって、そのままずっとフォローさせていただくという感じでした。
そこからフリーになるにあたっては、レクサーは結構高級層向けのジムで、そこに来られる方のパーソナルだけということもあり、自分としてはレクサーに来られない方もパーソナルで見させていただきたいなという思いからフリーランスとして活動し始めました。
–それでフリーを目指したのですね。
そうですね。もう少し自分の指導ができる範囲を広げたいという思いもあり、それがきっかけです。
–お客さんはどのような方が多いのですか?
がっつりボディメイクの方が1名、それ以外の方はほとんどが健康維持の方、高齢の方もいらっしゃいます。来年以降、大会に出たい方も最近増えてきました。
–トレーナーとして、読者に筋トレの効果などを教えてください。
今コロナ禍なので、座り仕事の方・リモート仕事の方が増え、体の今まで痛まなかったところが痛んできたり、運動不足が進行してきていると思います。
そういう意味で健康的になれるということが一番です。
メンタル的には体を動かして気持ち良くなるということ、体が変わって活き活きすることもあります。
減量の必殺技とは
–山本さんのようなボディビルやコンテストレベルで筋トレをしていく中で、ダイエット中にぶつかる壁や辛さの乗り越え方などはありますか?
去年久々に10kg以上の減量をしたんです。
結構食べるのが好きなので減量はきつかったんですけど、そこで試したのが、3日頑張って4日目がチートデーというのをやって、何とか気持ちをつないだところはありますね。短期的なチートデーを入れたというところでしょうか。
ただそのやり方は、結構減量の後半に入れたんです。七割ぐらい絞りが仕上がってから行いましたね。
–チートデーの前の3日間はいつも以上に節制するのですか?
そういうわけでもなくて、去年はかなり増量しきった状態からの減量だったので、意外とすんなり落ちていったって感じです。
その3日間は空腹を満たすために水分をいっぱい摂るのですが、ごはんをおかゆにして食べたり、満足感が増すように工夫はしていましたね。
–今日はトレーナーとして独立するまでのこともお話いただきました。これからフリーでパーソナルトレーナーになりたい人へアドバイスなどがあれば教えていただけますか?
コンテストの実績とトレーナーとしての実力は全く別物なので、切り離して考えた方がいいですね。もちろん繋がってくる部分はあると思うんですけど、自分自身のトレーニングをコーディネートするのと、その方その方にあったトレーニングを提供するのは全く別物です。
なので、コンテストの実績がなくてもトレーナーとして売れてる方というのはそこはしっかりできます。もちろん知識とかも含めて、そこを混同してしまい、大会の方にシフトしすぎるとあまり仕事としては良くないと思いますね。
今後の目標
–山本さんの今後の目標や展望をお聞かせください。
トレーナーとしては、最近高齢者の方などの指導させていただいていて、年齢層の幅が広がってきましたが、まだまだ自分の知識不足を感じています。
今の知識に加えてコンディショニングできたり、栄養管理だったり、もっとお客さんをトータルサポートできたらいいなと思います。
自分自身の競技の個人の目標としては、ボディビルを去年からやり始めたのですが、何年かかるかわからないですが、最終的には日本選手権に出たいなと思っています。結果が残せるところまでやりきりたいですね!
山本剛大さんのインタビューを動画で見たい方はこちら!
大学卒業後、新卒で医療機器メーカーに就職したのちパーソナルトレーナーに転身。
パーソナルジム、フィットネスクラブでの勤務を3年経験し、昨年9月に独立。現在は整形外科やフィットネスクラブに出入りし20代から80代まで、男女問わず幅広いお客様に指導をしている。
<編集・文/トーキョーフィットネス編集部>
山本剛大と申します。
競技はボディビルダーを去年からやっていて、仕事はパーソナルトレーナーです。
トレーナーはフリーでやっているので、ゴールドジムとかを使っています。