東京で大人気のSPACE GYMを徹底調査した記事はこちら

ニースリーブの効果とは?初心者におすすめする理由も解説

本ページはプロモーションが含まれています

ニースリーブは膝に装着するアイテムで、怪我の予防や膝の安定感を出す目的があります。トレーニングをする上でたくさんの効果があるニースリーブについて、パワーリフティング世界チャンピオンの佐竹優典(さたけ・ゆうすけ)さんにお聞きしてきました。

教えてくれた人

佐竹優典(さたけ・ゆうすけ)

  • パワーリフター
  • ワールドゲームズ2022 日本代表
  • 2014年 世界サブジュニアパワーリフティング選手権大会 59kg級 優勝
  • 2018年 世界ジュニアパワーリフティング選手権大会 59kg級 優勝
  • 2018年 世界男子パワーリフティング選手権大会 59kg級 3位
  • 2018年 アジアクラシックパワーリフティング選手権大会 59kg級 優勝
  • 2019年 世界ジュニアパワーリフティング選手権大会 66kg級 2位
  • 2021年 世界男子パワーリフティング選手権大会 66kg級 4位
    (スクワット、ベンチプレス種目別1位)
  • 2022年 ワールドゲームズ Mens Light Weight Class 優勝
  • 全日本パワーリフティング選手権大会 優勝6回(59kg級3回、66kg級3回)
  • ジャパンクラシックパワーリフティング選手権大会 優勝1回
  • 59kg級&66kg級 フルギア日本記録保持

ベスト記録(ノーギア66kg級)
スクワット235kg
ベンチプレス 152.5kg
デッドリフト 252.5kg
トータル 635㎏
■ベスト記録(フルギア66kg級)
スクワット310.5kg(日本記録)
ベンチプレス 222kg(世界記録、日本記録)
デッドリフト 270kg
トータル 785㎏(日本記録)

佐竹優典

今日はニースリーブについて、効果や初心者におすすめな理由を解説します。

ニースリーブの効果

ニースリーブの効果は膝周りのサポートによる、怪我の防止が一番に挙げられます。
また、膝関節が安定することにより、フォームの安定・今まで扱っていた重量の向上が見込めます。

また、従来使用される膝のサポーターなどとは違い、厚手の生地で作られているため、よりウエイトトレーニング向けに作られています。

初心者にもおすすめな理由

ニースリーブはより高重量を扱うために必須アイテムになってきますが、圧倒的にフォームが安定するので、初心者の方にもオススメです。
また、初心者や、膝関節を多用する種目を好まない人の特徴として、膝に既往歴があったり、怪我するのではないか?といった不安要素があるというのが要因の一つだと思います。

ニースリーブは「自分はまだ重量も扱えなくて弱いからつけなくてもいいや…」「スクワットが重要と分かっているけど、なんとなく怪我しそう…」というものではなくて、逆にしっかり使用し、怪我を予防しながらスクワットなどを強くしていくことが重要です。

ニースリーブのデメリット

ニースリーブを継続的に使っていくと、膝周りの細かい筋肉を使わなくなり、ニースリーブなしでは重量が上がらないという状態になりやすいです。

なので、ニースリーブの着用に関しては、膝の不安がある方以外、アップなど軽い重量のうちは使わずに、高重量域に入ってから着用するというのがオススメです。
また、先ほど初心者にもおすすめと話しましたが、例えば40kgから60kgくらいでスクワットをやっているという方で、膝に特に不安がないという方は、まずはニースリーブなしで行ってみましょう。
ニースリーブなしである程度行うことで、ニースリーブがない状態でも膝の安定性を出すことも可能です。

ニースリーブとニーラップとの違い

ニーラップとは膝に巻くタイプのもの

ニーラップは2mくらいのバンテージを巻き付けていくもので、ニースリーブとの違いは履くか巻くかだけで、膝のサポートとしては同じ役割です。
ニーラップは、強く巻くことで膝関節の反発をニースリーブよりも出せるので、より高重量を扱えます。

ニーラップはパワーリフティングのフルギアのカテゴリで使えるので、フルギアの選手はほぼ全員着用しています。

また、ニースリーブはパワーリフティングでもノーギアの試合で使えます。
ニースリーブは、記録を伸ばすというよりは膝のサポートがメインといったイメージです。

おすすめのニースリーブ

SBD ニースリーブ

<編集・文/トーキョーフィットネス編集部 監修・写真/佐竹優典>